赤ちゃんが産まれる時期を決めるの?
お節介ババア路線で行くことに決めました。
どうも。「産前産後の身体パートナ」の馬場佐希子です。
満員電車で妊婦さんに席を譲りました。
これって、当たり前のことですか?
当たり前になるといいな、と思います。
人見知りな私にとって、見知らぬ人に声をかけるのは勇氣が入ります。
しかも、その妊婦さん、ちょっと遠くに立ってたんですよね。
だけど、もう無関心でいることはやめましたから、
と、さらりと言えました(^^)
さて、前置きが長くなりましたが、本題に入りますね。
ご質問
「赤ちゃんが産まれてくる時期を知ってるから、のんびり待ちましょう。」と言われました。
そんなこと、ありますか??
回答
こんなことを言われて、
「どないやねんっ。」
と少しでも思ったことのある、あなた。
「そんな非科学的なこと信じられるか!」
と思ったあなた。
結論から言いますと、陣痛が始まる理由はいくつかの説がありますが、はっきりとは解明されていません。
ですが、赤ちゃんが産まれてくる時期を決めてるよね?!を思わざるをえないことも経験上あります。
熟練したプロフェッショナルな医師や助産師の経験から言われることです。
ちなみに、私はヨガをしているのもあって、西洋医学否定派、科学否定派とか思われることもありますが、両方必要だという立場です。
科学で分かっていることというのは、ほんの極一部ですよね。
ひっくり返ることもあります。
でも、科学で証明されていなくとも、身体はまるでハイテク機器のように動いて、身体の調和を保っているわけですよね。
だから、もっと自分の身体を信じられるようになったら良いし、自分の感覚を信じたら良いし、そのために自分でできることがありますよ、という立場です。
根本的に何か変えたい、なんとかしたいと感じているなら、真剣に学んでください。
また、前置きが長くなりました。
子宮はペースメーカー
心臓が規則的にリズムを刻んでいるのは、あなたもご存知ですよね。
子宮も同じく、自分でリズムを刻んでいるんですよ。
妊娠20週頃から子宮は軽く穏やかな収縮を規則的に繰り返します。
これは、胎児に酸素を運ぶことや、胎盤と子宮との壁に血液を送り込む働きをします。
赤ちゃんに適度な刺激を与えることで、神経系や運動系の発達に良いとされ、胎児機能の発達に良い影響を与えています。
すごいでしょ!
そして、子宮は時計細胞を持っていると考えられています。
この子宮の時計細胞が、陣痛を起こすタイミングを決めているのかもしれない?!というのです。
サーカディアンリズム=体内時計はよく知られていますよね?
体内時計が24時間を刻んでいるという、あれです。
分娩の際に、子宮は規則的な収縮を繰り返して胎児が産まれ出ることを助けます。
子宮収縮のリズムも、タイミングも子宮が決めているというのです。
ホルモンの変化
プロゲステロン消退説、オキシトシン説、プロスタグランジン産生増加説といった、ホルモンの変化も理由として考えられています。
赤ちゃんが産まれてくるときを決める?!
「赤ちゃんが産まれる時を決めているから、待ってようね」
と、言われたことのあるあなた。
それは、陣痛が起こる機序として、胎児が成熟して副腎皮質ホルモンが増加し、胎盤で生成されるホルモンの分泌比率が変わり、陣痛を起こすホルモンの分泌に加担するのではないかという説があるからです。
それと、例えばへその緒が赤ちゃんの首に巻き付いている時とか、お母さんの骨盤に対して赤ちゃんが大きい時なんかは、陣痛がなかなか強くならずに、ゆっくりゆっくりお産が進むことがあります。
それは、急激に陣痛が強くなり、お産が進むと、お母さんの負担も赤ちゃんの負担も大きいからでしょう。
このように、ヒトの身体は本当によくできています。
一部の科学的な機序が明らかになっていますが、全てが説明できるわけではありません。
ご参考までに。
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