『億を稼ぐ積み上げ力』はマナブ氏のメタ認知能力を見せつけられる本だった件
ご覧いただきありがとうございます。TCS認定コーチの馬場佐希子です。
コーチの私が視点を増やす目的で読書した本の備忘録です。
アウトプットも兼ねて好き勝手書いていきます。
本を読む前の方よりも、本を読んだ方にいっしょに楽しんでいただけるような内容になっています。(ネタバレあり)
今日ご紹介する本は、こちら。
ババンッ!
マナブ氏は、
- YouTubeをがんばっている方
- 起業された方
- 副業に興味がある方
- プログラミングをされる方
などには有名なのではないでしょうか。
私はYouTubeをがんばっているときに、よく動画を拝見していました。
今回の書籍はKindle Unlimitedを流し見しているときに見つけたのですが、マナブ氏の行動力や継続力の背景に何があるのか知りたくて読み始めました。
(私は省スペースの観点と、本も漫画も雑誌も乱読する傾向からKindle Unlimited(月額980円、初回30日間無料)を利用しています。Kindle Unlimitedだと、読み放題になっている本を月額の利用料のみで読むことができます。もちろん紙の本も大好きです!!
2021年4月26日現在億を稼ぐ積み上げ力,マナブ著,KADOKAWA出版はKindle Unlimitedで読み放題の対象になっていて、月額利用料のみで無料で読めます。Kindle Unlimitedでの読み放題対象は時期によって終了するので、その点ご了承ください。)
紙媒体で読みたい方はこちらから
マナブ氏の行動力と継続力も【何にアンテナを立てるか】に支えられていた
ところで、何にアンテナを立てて学ぶか(本を読むか)って大事だと思いませんか?
例えば突然カフェで
いま目の前の人が何を注文したか覚えてる?
馬場
って聞かれて答えられますか?
全然気にしてないから知らんがな。
ペンギン母さん
と、なるのではないでしょうか。
アンテナが立っていないことを聞かれても答えられないのは、何かを学ぶとき(読書するとき)にも同様です。
というわけで、億を稼ぐ積み上げ力,マナブ著,KADOKAWA出版を読むときに私が何にアンテナを立てていたのか、を次から書いていきます。
『億を稼ぐ積み上げ力』を読むにあたって知りたかったこと
- マナブ氏がコツコツと行動を継続できるのは、何を意識しているからか
- メンタル雑魚を自称しているマナブ氏の行動が早いのは何に支えられているのか
「行動が大事」って、誰しもが言いますよね。
そんなのわかっとんねん。
パンダ母さん
という声が聞こえてきそうですが
実際に行動できる人の、なんと少ないこと。
そして、行動を継続できる人のさらに少ないこと。この上なし。
行動するにはマインドセットが大事や!
パンダ母さん
とも言いますが、果たして筆者のマナブさんを行動せしめたものはなんだったのか。ということにアンテナを立てながら読んでみました。
本を読んだ結果、次のようなことが行動力の速さと継続力の背景にあるのではないかと考えました。
- とにかく無駄を排除
- 失敗の捉え方
- 長期の視点
- 自己認識力
- 固定概念・価値観にとらわれない
- 時代の潮目を読み行動
- いちばん気になる人間関係の考え方
ひとつずつ詳しくみていきます。
とにかく無駄を排除
マナブ氏は思考と行動の無駄をなくしています。
思考の無駄の例としてあげられているのが次のことです。
- アラームセット
- 服装選択の無駄
- 人付き合い
- 苦手なことの排除
- 線引き撤退ラインを決めておく、期間、損失額
人付き合いに関しては、
良い出会いや良い刺激への投資
億を稼ぐ積み上げ力,マナブ著,KADOKAWA出版p355より引用
という観点からどんな人とつながっていくかについて思考や環境についても書かれています。
また、
「人生で関わってはいけない人」
億を稼ぐ積み上げ力,マナブ著,KADOKAWA出版p788
という見出しでp788〜p834でページを割いています。
つまり、人との関わりによる影響が大きいことを認識し、自らが望む人と出会える・関われることを意識して生活していることが本を通して理解できます。
行動の無駄としては、例えばテンプレートの活用をあげています。
また、このテンプレートの活用は時給を2倍にすることの具体例としても紹介されています。
失敗の捉え方
最大の失敗は「何もせずに過ごすこと」です。
億を稼ぐ積み上げ力,マナブ著,KADOKAWA出版p287より引用
失敗や挫折を「経験値」としてマナブ氏は捉えています。
そして、失敗して当たり前という考えで失敗イメージを明確化しているそうです。
失敗については多くは語られていませんが、
- 起業するも失敗に終わるエピソード
- 貯金0で実家に逃げ帰ったエピソード
など、きっと成功の影にはたくさんの失敗や苦労があったのではないかと想像できます。
「メンタル雑魚」を自称しているマナブ氏が行動を続けられるのは、失敗や挫折に対する明確な捉え方があるからなんですね。
長期の視点
目先のお金ややりがいよりも大切なものがあります。それは「長期的な成長」です。
億を稼ぐ積み上げ力,マナブ著,KADOKAWA出版p637
資産について億を稼ぐ積み上げ力,マナブ著,KADOKAWA出版p372〜p419で、何を最優先にすべきか記されています。
最優先にすべきは自分で、自分の価値を高めるために知的資産を増やすこと、実績を増やすことをあげています。
また、
- ブログで稼げるようになるまで4年間
- プログラミングで稼げるようになるまでに3年
- 2年間YouTubeで無収入でも続けようと思っていた
と書かれています。
これだけ時間がかかってもやり続けることができるのは、収穫までは時間がかかるし、タネを撒いても実らないこともあると覚悟しているからのようです。
何に価値を感じ、何を優先し、時間の概念をどう捉えているかが一貫して伝わってくる部分でした。
特にYouTubeでは瞬く間に成果を上げたように拝見しましたが、マナブ氏の意識している自分の価値を高める(ブログでの成功でマーケティング、ライティング、プログラミング、影響力など)+長期の視点+時代の流れにのる、があったからではないでしょうか。
高い自己認識力(優れたメタ認知能力)
マナブ氏は自分のことを客観的によく理解しているように感じます。
メタ認知と言われる高い自己認識力が行動の背景にあるのではないでしょうか。
「メンタルが落ちた時でも、やるべきことを続けるにはコツがあります。それは「才能の無さ」を自覚することです。
中略
諦めつつ継続しています。」
億を稼ぐ積み上げ力,マナブ著,KADOKAWA出版p183より引用
マナブ氏はご自身のことを平凡な人間で一発ドカンと当てるタイプではない、コツコツ実績を積むことで成果を上げるタイプだと認識しています。
僕は完全に「内向型」なので(中略)
内向的なのに営業職を選んでしまうと、昔の僕のように、胃を痛くするだけで、何の成果もあげられずに終わってしまいかねません。
億を稼ぐ積み上げ力,マナブ著,KADOKAWA出版p1161より引用
メタ認知能力が優れていることは、仕事における成果も発揮しやすいと言われます。
人との関わりや経験を通し、常に改善を繰り返すことでメタ認知能力を高めていったのではないでしょうか。
固定概念・価値観にとらわれない
成長するためには自分に負荷をかけること、これまでの枠を超えていくことで成長できることが経験を通して書かれています。
- アイデアを出してとにかくトライ
- スーパーサイヤ人理論
- 自分を安く見積もる
- 継続することについては「一貫性を捨てよう」だけど「理念は曲げない」
- 日本人でも価値観は多種多様、日本人でも外国人だと思って接する
などなど
固定概念や価値観に囚われすぎないことを実体験から記載されています。
が、ここでの注意は、これはマナブ氏の自己理解があった上での行動だということ。
自分の特性を顧みずに同じようにやったのでは、おそらく違った結果になることでしょう。
時代の潮目を読み行動する
フィリピン留学の事業失敗から時代の流れを読む重要性を感じたというマナブ氏。
YouTubeで成果が早く出たのも時代の波に乗ったからと考察しています。
ここでのポイントは、一時的なトレンドにのるのではなく「大きな流れ」を掴む、ということ。
意識高い系ではなく、行動力高い系を目指そう
億を稼ぐ積み上げ力,マナブ著,KADOKAWA出版p1825より引用
変化の速いこの時代は、とにかく行動。
行動・挫折・選択肢を減らすことで「選択肢の削除」ができることから自分にとっての最適解が見つかると主張しています。
ここでも、大局を見つつ長期の視点でマナブ氏が考えていることがよくわかります。
人間関係についての考え方
見出し「とにかく無駄を排除」で、付き合う人・関わってはいけない人について記載したので省略しますが、人との関わりやその中で発生する環境や思考の影響の大きさは計り知れないもの。
加えて次のことも人間関係についての考え方で述べられています。
- 学ぶのは本当に尊敬できる人から
- 妄想相談
妄想相談は、自分だけで完結している頭の中での会話ですが、これはセルフコーチングにもよく使われる手法です。
マナブ氏も効果があると感じているそうですが、こうして自分で解を見つけていく過程があるのですね。
人間関係においても、自分の中に明確な基準があるから選択することが可能なんだな、とあらためて感じました。
『億を稼ぐ積み上げ力』で一瞬感じた矛盾
- とにかく無駄を排除
- 失敗の捉え方
- 長期の視点
- 自己認識力
- 固定概念・価値観にとらわれない
- 時代の潮目を読み行動
- いちばん気になる人間関係の考え方
について書いてきましたが、マナブ氏のは行動には一見矛盾があるなということを感じたので最後に記載します。
例えば
- 120%の力を必要とすることに挑戦⇔自分に過度な期待をしないこと
- 嫌なことを続けない⇔腱鞘炎で手は常に痛い
- メンタル雑魚⇔爆速な行動力と無数の挑戦
行動や思考の一部だけを見ると、矛盾しているように感じますが、それを支えているのは前提にある思考です。
特に。
「できるけど疲れるもの」の扱いが非常に重要だな、というのがこの本を通しての気づきと、結果を出している人たちに共通している点です。
「できるけど疲れるもの」に多くの時間や労力をかけてしまうと、エネルギーの消耗が大きいです。
その点、マナブ氏は自分の得意なことや好きなことに極力エネルギーをかけて、それ以外のことには可能な限りエネルギー消費を減らしているように見えます。
『億を稼ぐ積み上げ力』全体を通して感じるメッセージ
億を稼ぐ積み上げ力,マナブ著,KADOKAWA出版全体を通して、
「君は君のやり方で、自分に合った方法を見つけたらいいよ」
というメッセージが伝わってきました。
マナブ氏の思考と行動の結果今があるんよ、という実体験を紹介されていますが、
だからみんなこれやったらいいよ!絶対にこれやんなよ!!めっちゃいいよっ!!超おすすめ!!
ということではなくて、
ポイントと体験談は伝えとくね!君は自分に合う方法を見つけるんやで!
というスタンスです。
というわけで、この本をおすすめしたいのは次のような人です。
『億を稼ぐ積み上げ力』おすすめしたい人
- チームとしての成功よりも個の成功の視点を得たい人
- 内向的な人
- 行動を継続したい人
- 億を稼ぎたい人
- マナブ氏のことを知りたい人
- 自分に合った方法を見つけたい人
- 頭カチカチ病になってきてるなーって人
以上
最後までお読みいただきありがとうございました。
馬場
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