乳腺炎は甘い物を食べたことが原因?!それ、誤解です。
どうも。「産前産後の身体パートナー」の馬場佐希子です。
今日は、
『乳腺炎は甘いものを食べたせいかしら』
と悩んでいるあなたに向けて書きます。
『甘いもの食べちゃったから、乳腺炎になっちゃったのかな。
昨日食べたチョコレートのせいで、こうなっちゃったかな。』
そうやって、自分を責めているお母さんたちに出会います。
でも実は、これって、ちょっと違うんですよ。
自分を責める必要なんてないです!
例えば、風邪ひいたときに、
『昨日チョコレート食べたせいかな?』
そう思いますか?
思いませんよね。
『疲れたまってたしな。』
『睡眠不足だったしね。』
『人混み行ったからかな。』
みたいな感じじゃないですか??
乳腺炎も、同じようなものですよ。
だから、お願い。
自分を責める必要ないです。
もちろん食事に氣をつけることは、体調管理をする上では重要です。
身体を作るのに、食事はとっても大切です。
決して、食事のことを軽視しているわけではありません。
むしろ、私は、食は重要と思っています。
だから、食事相談もやっています。
食事の悩みもヨガで解決?!自分と、家族が食べたいものが違うんだけど、どうしたらいいの。
甘いものも、食べ過ぎるのはどうかな、と思っています。
身体を冷やすようなものを食べ過ぎるのも、どうかと思っています。
ですが、乳腺炎になった理由は食事のせいかなと、食べ物を悪者扱いしたり、自分を責めたりする必要はないんです。
むしろ、自分を責めて不安になったり、ストレスになったりすることの方が、授乳を妨げることにもなるなと思って、ここに書きます。
乳腺炎の原因は食べ物にはない?!
特定の食べ物が乳腺炎の原因になるという調査研究は現時点ではありません。
母親が種々の食品を充分に食べれば、必要なタンパク質、ビタミンとミネラルが取れます。母親は母乳育児をしているときも、特別な食べ物を食べたり、特定の食べ物を食べる必要はありません。
UNICEF/WHO(著),BFHI2009翻訳編集員会(訳)(2009)UNICEF/WHO赤ちゃんとお母さんにやさしい母乳育児支援ガイド ベーシック・コース―「母乳育児成功のための10カ条」の実践,p284.医学書院より引用
このように書かれています。
塩分や脂肪分が高い食事が、乳腺炎と関係するとも言われてきました。
そのため、次のような食べ物は控えた方が良いと認知されています。
- 脂っこいもの
- ケーキ、チョコレート、アイスクリーム、チーズ
など
おっぱいがつまる
↓
「なんで詰まっちゃたんだろう」原因探し
↓
「昨日食べたチョコだぁ!」悪者扱い
となりやすいです。
でも、特定の食事が、乳腺炎の原因になるとは言えない、というのが現状です。
乳腺炎の2大原因
『じゃあ、どうして乳腺炎になるの?』
そう思いましたよね。
1.おっぱい溜まり過ぎ=乳汁のうっ滞
2.感染
このふたつが根本的な原因とされています。
1.おっぱいが溜まりすぎること=乳汁のうっ滞が起こる原因
- 赤ちゃんに飲みとってもらえない
- 授乳間隔が開く、授乳回数が少ない
- 授乳をスキップする
- 急に授乳を止める
- 乳頭に傷や白斑などがあって出口が塞がれる
- おっぱいを圧迫(きついブラジャー、シートベルト、抱っこ紐など)
- おっぱいが出過ぎる(母乳分泌過多)
- お母さんや赤ちゃんが病氣
など
2.感染の原因
- お母さんや赤ちゃんが病氣
- お母さんの栄養不良状態
- 乳頭の傷
など
乳腺炎にならないために、どうするか
では、乳腺炎にならないためには、どうすればいいでしょうか。
原因になっていることと、反対のことをすればいいですよね。
赤ちゃんにしっかり飲んでもらう。
もう、これに限ります。
マッサージより何より、赤ちゃんに飲んでもらうのが一番です。
赤ちゃんが何らかの原因で飲めない場合は、助産師に相談されることをお勧めします。
また、この時期、冷えと乾燥で、風邪もひきやすくなりますよね。
胃腸炎なんかも流行っています。
そんな状態は、乳腺炎にもなりやすくなります。
風邪をひかぬよう、必要な栄養をとって、ゆったり授乳してください。
まとめ
食事は大事。
だけど、
乳腺炎になった原因が、自分の食べたもののせいだと、自分を責める必要はない!
ということを、一番お伝えしたかったのでした。
おしまい。
妊娠・出産に役立つ情報だけでなく、より行動できる自分になるためにコーチングも取り入れたメルマガを配信しています。
下記からメルマガに登録できます。
[su_note note_color=”#f9c1e4″]からだの健康も心の健康も手に入れる!▼▼▼
[/su_note]メール:info@tanpotokoyoga.comからのドメイン指定受信の設定をお願いします。