子どもと一緒に梅仕事。梅シロップの作り方。
どうも。「産前産後の身体パートナ」の馬場佐希子です。
先日から、梅仕事のことを書いています。
今日は梅シロップの作り方です。
そんなこと、助産院と何の関係もないと思われますよね。
でも、全部繋がっています。
梅雨時期の身体の変動
例えば、この梅雨の時期、湿気ているけど蒸し暑い、汗はかくけど、そこに風が当たって冷えます。
食べ物も傷みやすく、身体も同様に傷むというか、外に出て行かれなくていろんなものが溜まっていきますね。
なんだかちぐはぐで、梅雨時に体調が芳しくない方もいらしゃいます。
呼吸の力
そんなこの時期は、呼吸を大事にしたいんです。
呼吸も一種の排泄ですよね。
そして、滞っているものを流れやすくしてやりたいんです。
負担のかかるこの時期から慌てても、少々遅いです。
だいたい、3〜4ヶ月前の過ごし方が、今に顕れていると言われます。
だから、日頃から心掛けましょうね。
ヨガは、深い呼吸をします。
それが、日常に取り入れられると良いです。
では、どうやって、日常に取り入れるかです。
梅仕事を通して自然のリズムに乗る
整体的子育てで有名な山上亮さんも仰っていましたが、自然のリズムに乗る、ということが大切です。
これ、この1週間で会った大先輩の助産師や、マクロビの先生も言っていました。
さて、呼吸はリズムですよね。
その人のリズムがあります。
意識して、深い呼吸をするのも良いけれど、それが当たり前になるには、普段から、個の呼吸よりもっと大きな自然のリズムに乗ることで整ってきます。
お茶菓子が春を運んできた!五感を刺戟し所作が身に付く茶道から、日常を考える。
簡単なことからでいいんです。
例えば、もうじき梅が出るね、とか。
もうすぐ桜の季節だね、とか。
空が高くなったね、とか。
空氣が湿っぽくなってきたね、とか。
意識しないと季節感を感じにくい
今は、スーパーにも季節感って、ほとんどありませんよね。
年中同じようなお野菜やお魚が並んでいます。
夏の野菜も、冬に当たり前のように並んでいます。
だから、意識的に自然のリズムに乗ることをしていかないと、身体のリズムも取りにくいんです。
私は、身体を基本に考えています。
そこで、梅仕事なんです!
前置き長っ!
今しかない、季節のものを使って、手を使うことで、身体に染み込ませていきます。
自分で作ったそれが、夏の暑さを乗り切るのを助け、体調を崩した時の助けになるなんて、すてきですよね。
ということで、前置きが長くなりましたが、こういう意図を持って、取り組んでいます。
梅シロップの作り方
梅シロップの材料
[su_box title=”基本の材料” style=”soft”]青梅:1kg
砂糖:1kg(最低800g)
焼酎:適量(消毒用、35度あると良い) [/su_box]
[su_box title=”今回使用した材料” style=”glass” box_color=”#dbf899″ title_color=”#2e2121″]青梅:1kg
氷砂糖:400g
黒糖(塊+粉):400g
梅酢:100cc〜180cc
焼酎:適量[/su_box]
•仕上がり量は800〜1000ml
•保存容器は、梅の重量の4倍とされることが多い
*今回は4リットルと3リットル容器で仕込んでみました
*1kgの梅に対して、3リットルの容器でも収まります
「取っ手付きじゃなくてもいいですか?」とご質問をいただきました。
持ち運ぶなら取っ手かある方がいいです。
重いので、取っ手付きをお勧めします。
スーパーでよく見るのは、このタイプですね。
梅酒瓶 果実酒びん 5号
これでも十分です。
でも、上下を返したりするとこぼれますので気をつけて下さい。(実話)
梅シロップ、材料のポイント
•砂糖は梅の重さの8〜10割
(浸透圧の関係で、梅のエキスが出るため)
•多少の傷梅も使用できるが、大きな傷のあるものはよける。
•新鮮で、できるだけきれいな梅を使う
•サイズはL〜3Lがおすすめ
エキスがたっぷり出るため
4Lになると、果実が大きく、砂糖に触れる面が少なくなる
漬けやすいのはL〜3L
•完熟梅でも漬けられるらしい
その場合、果肉が潰れやすいので注意
青梅より香りがよくでる
•凍らせて作るより、生の青梅の方が香りが良く雑味が少ないらしい
•青梅で作る方がエキスがよく出るらしい
→完熟梅と比較検証してみた。青梅は10日前に砂糖が溶け切るが、完熟梅は2週間経っても溶け切らない。
→完熟梅は3週間経って、やっと砂糖が溶け切る。
→ということで、青梅の方がエキスがよく出てそう!
•氷砂糖:黒糖:米飴=1:1:1で作ると陰陽バランスが取れるらしい
•梅のエキスが、糖の害を緩和してくれるらしい
下記の記事で、梅干しが、甘いものを中和するということを書きました
•梅酢を入れることで発酵が抑えられる
•砂糖よりも氷砂糖を使うことでエキスがじっくり抽出される?
•氷砂糖や黒糖のブロックは溶けにくいので、粉末状の砂糖を使う派も
梅シロップの作り方
1.青くて硬い梅は、2〜4時間水につけてアク抜きする
*南高梅の場合はアク抜き不要
2.梅を洗って、きれいに拭く
*カビ防止、保存性を高めるため、水氣は残さない
*時間があるなら、しばらく乾かす
3.なり口をとる
*ここからエキスが出るらしい
4.瓶を消毒する。熱湯+焼酎
*熱湯で瓶が割れる可能性もあるので注意
*私は焼酎のみ使用
5.梅、砂糖、梅、砂糖と交互に入れ、最後は砂糖で蓋をし、梅酢を回しかける
6.冷暗所で保管し、砂糖が溶けるまで、毎日瓶を揺すってシロップをまわす
7.砂糖が溶けたら完成(10〜15日頃)
経時的変化
1日目
3日目
5日目(完熟梅バージョン)
8日目
8.中の梅は取り出して、ジャムなどにして利用する
冷蔵庫で保存する
*発酵を止めたい場合は、火を入れる
*1か月程度で梅は取り出す
*2週間程度で取り出したものと、1か月程度で取り出したものを比較すると、1か月の方が味のバランスが良い感じ。(好みもあるでしょうから、試してみて下さい。)
梅シロップの活用法
•炭酸水や水で4倍に割って薄めて飲む
•寒天や梅ゼリーも
•かき氷にかけても
•中身の梅は、ジャムだけでなく甘露煮にしても
*煮ていくと、シボシボになっていた梅がふっくら戻りました。
終わりに
初めて梅シロップを仕込みました。
これまでは、砂糖の多さに尻込みしていましたが、子どもが少し大きくなったので挑戦してみました。
上記の説明で、〜らしいと表現したところは検証できていませんので、今後実践して確かめてみます。
子どもも喜んで手伝いました。
彼らの身体にこの感覚が、染み込んでいると良いな、と思います。
ご参加の皆さんと梅仕事をしながら、育児のことや、身体のことを話せるのを楽しみにしています。
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