「母乳が足りない?生後2週間で不安を感じています。」にお答えします。
どうも。助産師コーチの馬場佐希子です。
今日はご質問にお答えします。
ご質問
これまで母乳だけで育てていましたが、夕方や、ものすごく泣く時間帯があります。
母乳が足りないのでしょうか。
質問者さん
回答
産後2週間の方からご質問をいただきました。
まず、産後2週間で母乳だけで育てていらっしゃるというのは、すばらしいことですよ。
あなたの育児に自信を持って下さい。
馬場
お産の状況や、今の状況を丁寧に見たり聞いたりした上で、今回は、母乳不足ではないという判断をしました。
そして、完全母乳で育てたいというご意向も踏まえて回答します。
母乳不足かどうかを判断するサインは、下記の記事が参考になります。
母乳不足?本当に母乳が足りない?母乳不足かどうかを判断する5つの判断材料。
私も同じように、産後2週間のこの時期に母乳不足を感じる経験をしています。
母乳不足?産後2週間の実体験。旦那さんのこんな姿勢に助けられました。
参考にして下さい。
授乳が集中する時間帯がある
夕方や、ものすごく泣く時間帯があります。
質問者さん
とのことですが、これはよくあることです。
夕方や夜間帯は赤ちゃんがよく泣いておっぱいを求めます。
これは、授乳が集中する時間帯です。
夜泣かれると、泣き声がやたらと大きく感じて、家族やご近所さんの目も氣になるし、おっぱいが足りていないと不安になりますよね。
ですが、夕方や夜間帯に赤ちゃんがよく泣いておっぱいを求めるのは、自然なことなのです。
また、夜間帯はおっぱいがたくさん生産される時間帯でもありますから、理にかなっています。
夕方から夜にかけてプロラクチンというおっぱいを作るためのホルモンが増えるんです。
馬場
▼実体験を元に動画でも解説しました▼
新生児の時期は、授乳間隔は一定ではない
特に、今回のご相談のように、生後2週間の新生児期は、授乳間隔も生活リズムもまだ確立されていません。
生後2週間くらいでは、8〜12回/日の授乳回数が一般的です。
場合によって、授乳回数はそれ以上になることもあります。
午後から夕方にかけては、1時間毎に欲しがることもよくあります。
赤ちゃんが欲しがるタイミングで、どんどんおっぱいを吸わせていると、それに応じて母乳もよく作られるようになって、よく出るようになります。
また、夜間の授乳間隔が4時間以上開かないようにすることが、母乳分泌量を維持していくのに必要になりますから、夜間帯もちょこちょこおっぱいをあげてください。
赤ちゃんがおっぱいを欲しがることが増えるタイミング
赤ちゃんがぐ〜んっと成長する時期があって、ちょうど生後2週間のこの時期はおっぱいを欲しがることが増え、突然授乳回数が増えることもあります。
- 生後2〜3週頃
- 生後6週頃
- 生後3か月頃
が、その時期に当たります。
授乳回数が増えることで、母乳不足を心配されますよね。
欲しがる度に授乳していれば、3〜4日で赤ちゃんが欲しがるだけの母乳の量が出てきて、授乳回数も落ち着いてきます。
母乳不足のサインは下記の記事を参考にして下さい。
母乳不足?本当に母乳が足りない?母乳不足かどうかを判断する5つの判断材料。
母乳の量を確保するためにできること
産後2週間の今はしっかり身体を休めてください。
赤ちゃんと一緒に昼間もごろごろして過ごします。
スマホやテレビ、PCは控えて、目を休めます。
食事のバランスをよくしっかり食べます。
周りに甘えて、ストレスを溜めないことも大切です。
慣れない育児で首肩ガチガチという時は、その辺りを緩める体操を取り入れるのも一つです。
▼この記事も参考になります▼
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