野猿に威嚇され追いかけられた時にとった3つの対処行動(NG含む)
どうも、助産師コーチの馬場佐希子です。
先日、猿に威嚇され、追いかけられました。
この記事では、不意に猿と出会ったわたしがとっさにとった3つの対処行動をNG例とリアルな状況も含めてお伝えします。
通常の生活をする中で猿に遭遇する機会は少ないと思います。
ですが秋の行楽シーズンに、もしかしたら山で猿に出会う可能性もあるため今回記事にしました。
あくまでも体験談が主体ということを参考にお読みください。
一般的には猿に遭遇した時の対処は、次のようなことがいわれています。
- 近づかない
- 大声をあげない
- 目を合わせない
- 怖がらない
とはいえ、実際に猿に遭遇したら慌てませんか?
わたしのとった3つの行動の前に、まずは状況をご説明します。
猿に遭遇し威嚇され追いかけられた状況
どんな状況だったかというと
- 早朝
- 乳児を抱っこ
- つっかけでのんびり散歩に出かけたアラフォー女性
- 見晴らしのいい場所
- 畑や田んぼ、栗や柿の木・民家がある集落
わたしが猿に気づいたのは「さぁ、道を渡りましょう」と、後ろを振り返った瞬間。
え?!猿・・・(心の声)
馬場
振り返った瞬間、手を伸ばせば届く距離に、猿がいたのです。
サーーーーーーッ(恐怖)
時系列では
猿に気づく
↓
猿と目が合う
↓
やばいと思って目を逸らす←この時点でガクブル
↓
とっさに離れねばと思い背中を向けて逃げる
↓
猿に威嚇され追いかけられる
↓
脳内の会話
- このままでは追いかけられ危害を加えられる可能性?
- 本気の猿の足の速さにかなうわけがない
- 乳児を抱っこ+アラフォー+つっかけでは分が悪すぎる
背中を見せるのをやめ真っ向から猿に対峙
猿をギッ!と睨みつける
↓
猿が一瞬ひるむ
↓
睨みつけたまま後退(猿は近づいてくる)
↓
そのまま速度を早めて後退(のっそりだが猿は近づいてくる)
↓
一定の距離ができたので、一目散にダッシュで逃げる
↓
無事生還
↓
ほっ。心臓バクバク。怖くてガクガク、ブルブル。
(わたしも怖かったけど、猿もきっと怖かったに違いない。)
猿の活動時間帯は人の活動時間帯と一致すると言われています。
特に早朝や夕方に捕食活動をするとのこと。
小学生の登下校の時間にも一致していて、登下校時の小学生が猿に追いかけられ被害にあっていて、学校やPTAで見回りも強化しているところでした。
出会った猿は、人に慣れていて庭や畑を荒らしている猿でした。
(猿にとっては荒らしている気はないのかもしれないけれど…)
では、わたしが猿と対峙しとった対処行動を考察してみます。
大声はあげるな、というが実際は怖すぎで声など出ない
大声をあげると猿が威嚇されたと思い、襲ってくる場合があると言われています。
ですが、大きな声で追い払え、という情報もあります。
どっちやねん。
実際は、怖くて声なんて出ない
威嚇され、追いかけられはしたけれど、攻撃はされていないので今回の場合は結果として大きな声は出さなくて正解だったのでしょう。
今回のことを踏まえ、女性や子どもは猿になめられている、という前提があるなら女性が大声を出すというのはあまり効果的ではないような気もします。
とはいえ、大声で叫んだ声に「恐怖」や「恐れ」が滲み出ているため、猿の攻撃してくるのかもしれません。
小学生が「キャー!」という大きな声を上げて襲われた、という話も聞きます。
猿と目を合わせるな、というが目を合わせてしまった結果
わたしの場合、猿に遭遇したのは全く油断していた時でした。
振り返ればやつがいる、という感じです。
え?!嘘でしょ?!いつの間にいたの?!
逃げることを考える隙はなく、既にそこにいたんです。
その結果
見ちゃうよね。
ガン見しちゃうよね。
目を合わせちゃうよね。
バッチリ目が合いました。
両想いかな、間違いないね。ってくらいバッチリ目が合いました。
そこで、ハタと猿と目を合わせてはダメという情報を思い出したのです。
それで、不意に目を逸らしました。
そして、背中を見せて逃げようとしました。
その結果、威嚇され、追いかけられるという結果に(怖)
一瞬のできごとでした。
これはあとで調べて分かったのですが、目を合わした後、目を逸らせると威嚇されたり攻撃されたりするそうです。
猿より下に見られるからだそうです。
また、背中を見せるのは良くないとのことでした。
確かに今回も猿と目があったときではなく、猿から目を離した時に威嚇されました。
そして、背中を見せたことも追いかけられる原因になったのだと思います。
やってはいけないNGを2つおかしていたのです。
猿を怖がるな、というがものすごく怖かった
動物園や車の中から猿を見て「かわいいね、猿の親子♡」と言っているそこの君。
そうやで、そこの君。
そう、それは過去の自分。
猿を「かわいい♡」と言っていられるのは、自分の身の安全が確保されているからだということを痛感しました。
すぐに噛みつかれたり、傷つけられたりするかもしれない距離感では、恐怖しかありませんでした。
(もしかしたら、それは猿も同じかもしれないけれど。)
だけど、怖がることは猿にとっては自分よりも下と認識され、襲われる対象になるかもしれません。
女性、子ども、高齢者が追いかけられたり被害に遭う、というの理由はここなのかもしれません。
猟師や猿に慣れている地元保育所の先生からのアドバイス
この町でお父さんとお慕いしている猟師さんに猿の話をしてみたところ
先ほど、猿に追いかけられたんです。
めちゃくちゃ怖かったー!!!
猿は目を合わせるな、熊は目を合わせて後退しろというけれど、何が正解なんでしょうか?(涙)
馬場
猟師さんいわく
目は合わせんとダメよ!目を合わせたまま退くんよ。
猿は賢いけーね。
花火(爆竹)かなんか持っとくのがいちばんええけど、いざ遭遇したら花火に火つける余裕ないわね。
危ないけー、棒かなんか持っとかにゃ。
保育所の先生談
Aちゃんもこないだ追いかけられたって。
傘で追い払ったって言ってたけどね。
棒とか武器になるもんを持っとかな、いけんね。
とのことでした。
おふたりに共通したのは、何かしらの猿撃退棒を持っておこう、とのことです。
こちらが先に攻撃すると、逆に猿を威嚇・興奮させ襲われるという情報もありますが、こればかりは経験していませんのでなんとも言えません。
先日、猿の群れに囲まれたと仰っていた方は
草刈機を振り回しながら後退し、事なきを得たと話してくださいました。
猿と一定の距離を取るという意味でも、棒を持っておくのは良いかもしれません。
以降、わたしも長い棒を携えて、乳児との散歩をしています。
そして、さらに
猿対策のために手に入れたもの
棒だけは心許ないので、心配した夫も下記を入手してくれました。
下記は大きな音が鳴るだけで、動物を直接傷つけることはしません。
その後、猿にまた遭遇しました。
今回はわたしも早くに気づいたのですが、なんと!!猿は普通にこちらに向かってくるではありませんか!!
人の姿を確認しても逃げるような猿じゃないんです。
怖っっっ。
そこで、エアガンを使用。
パンパンッ。
パンッ。
2発では猿は後退せずむしろ向かってくるのです。3発めで後退。
そして、静かになったら、また向かってくるではありませんか!!!
怖っっっっっ!!!
再び
パンパンパンッ!
猿、逃げる。
わたしも怖いので、逃げる。
エアガン使用の注意(失敗談)
エアガンを使用してみた結果、しばらく耳が痛いです。
乳児を抱っこしたまま使用したので、子どもの耳も痛いはずです。
そして、火薬を装填するときに誤って自分の顔のすぐ近くで音を鳴らしてしまい、かなり耳が痛かったです。
子どもの耳にはより一層の配慮と、顔の近くでは使用してはいけません。
正しく使用する必要があります。
以上、わたしが猿に遭遇した際にとった対処行動をまとめました。
失敗談も含めて参考にしてみてください。
猿はじめ獣対策
ちなみに猿だけでなく、熊や猪、鹿も出ます。
先日は、車の中から道路を横切る小熊を目撃しました(怖)
そして、庭にも猿が来るので下記のようなもので対策しています。
上のようなものを置いてもお構いなく猿がやってきます。
そこで、猿が好んで食べるトマトなどに辛味成分をかけました。(夫が)
それ以来、庭の作物を食べにやってくることはなくなりました。
もし野生動物に出会った時にどうするか?
リスクマネジメントも必要です。
普段、コーチングをお伝えしていますが、リスクマネジメントやクライシスマネジメントがこんな日常に活きてくるのか!と痛感した危機的状況でした。
これについては別の記事で書きます。
コーチングは、リーダーや経営者層だけでなく、誰もが学び日常に活かせるコミュニケーションの学びです。(わたしが猿に出会った時にも行かせたように)
▼とっさの時、脳内の会話が自分を助けてくれる▼
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最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、また。