妊婦さんがブラジャーを外し、ノーブラになる時間を持った方がいい理由
どうも、助産師コーチの馬場佐希子です。
今日は、妊娠25週の方から頂いた
「Q:寝る時にブラジャーをつけて寝ています。ブラジャーは外した方が良いのでしょうか?」
というご質問にお答えしていきます。
馬場
- 妊娠中のおっぱいの変化
- ブラジャーの目的
- なぜ妊婦さんはブラジャーを外しノーブラの時間を作った方がいいのか
- ノーブラにした時に気をつけること
- ノーブラかどうかは妊娠前の習慣が影響していた
これらについて書いていきます。
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Q:産後半年になっておっぱいがしぼんで小さくなりました。母乳は出ているのでしょうか。
Q:胸が小さいのですが、母乳は出ますか。母乳が出ないのでは、と心配です。
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助産師だけでなく、トラストコーチングスクール認定コーチでありコーチングのサービスを提供している私なので、情報をお伝えするだけでなくよりあなた自身を知る機会になればいいなという思いで書いていきます。
馬場
それでは、行ってみましょう。
Q:妊婦はブラジャーを外して寝た方がいいのでしょうか。
寝る時にブラジャーをつけて寝ています。
ブラジャーは外した方が良いのでしょうか?
胸が大きくなり、少し姿勢を変えただけでも痛い時があります。
圧迫されるのも嫌でブラジャーをつけています。
ペさん
A:妊婦さんはノーブラになる時間を作った方がいいです
痛いので夜もブラジャーをつけていらっしゃるんですね。 確かに、おっぱいは妊娠中に成長するので思春期の頃に胸が膨らんできて痛かったのと同じように痛みを感じることがあります。 ですが、 妊婦さんはノーブラの時間を作った方がいい です。 その理由について書いていきます。 妊娠するとおっぱいも成長します。 大きくなるのはお腹だけではないんですね。 妊娠中は2段階でおっぱいが育つんです。 この時期におっぱいが大きくなり重たくなって成長します。 一般的には妊娠22週頃までにはおっぱいのサイズも決まってくると言われますが、おっぱいが育つ割合は個人差がかなり大きいです。 そして、おっぱいに流れる血流もなんと妊娠前のほぼ2倍!になります。 おっぱいが大きく重たくなってくるので、寝る時もブラジャーをつけたくなる人もいらっしゃるんですね。 さて、ブラジャーをつけるのはそもそもなぜなんでしょうか? 私は2つの目的があると思っています。 それが、「美乳」と「育乳」 「美乳」は、おっぱいが垂れたり形が悪くなったりしないようにブラジャーでサポートしてもらうことだと考えています。 例えば、日中はワイヤーが入っているブラジャーでがっつりおっぱいをホールドし、(寄せて上げて)スタイルがきれいに見えるようなブラジャーの使い方です。 また、ナイトブラも「美乳」の目的があると考えています。 ナイトブラは、おっぱいが流れてしまい形が悪くならないように包み込むようなタイプが多いですよね。 では、「育乳」とは何かというと、文字通りおっぱいを育てる目的があると感じています。 例えば、大きくなったおっぱいは重たくておっぱいの下側の血流が悪くなります。 これは、産後におっぱいの飲み残しを感じやすい場所でもあるんです。 重力の関係で、どうしても下側におっぱいが溜まりやすいんですね。 それをブラジャーでサポートすることでおっぱいを持ち上げ、おっぱいのトラブルを少なくする役割を担っています。 血流を阻害するのを防いで、おっぱいを育てていくんですね。 ただ、血流が悪くなることを防ぐなら、ブラジャーよりも四つ這いになることをオススメしたい!です。 重力があり二足歩行だから、おっぱいの下側に血液や乳汁(おっぱい)がたまります。 四つ這いだと、おっぱいの根元(乳房基底部)がおっぱいの重りから解放されるので重力の影響を受けて血流や乳汁(おっぱい)が溜まることを防げるのです。 四つ這いになることは、産後の授乳中にもオススメです。 さて、少し話がずれました。 「育乳」のためにはノーブラがいいと考えているので、次からそのことについて書いていきます。 ノーブラになることで、おっぱいが揺れます。 揺れると血流が良くなります。 血流を良くしておくことは、母乳育児のためにあなたができることなんですよね。 妊婦さんが四つ這いで床掃除をするのも、母乳育児のためにもお産の準備としてもとても良いことです。 しっかり根元(乳房基底部)から動いていることは、おっぱいのトラブルも少なくなります。 また、母乳で育てようと思うと1日に何回もおっぱいを吸われます。 そうすると、乳輪や乳頭が傷つくこともあるんですね。 乳輪や乳頭が切れたり、擦り傷のようになったりすることもあります。 そこで、妊娠中からノーブラでおっぱいを解放しておくことで乳輪や乳頭が服にこすれて、少し刺激に慣れていくことを提案したいんです。 刺激に慣れさせ、おっぱいを鍛えていくんです。 この写真のようにアクロバティックな授乳をしても乳首が無傷でいられるくらい、おっぱいを育てたいものです。 「育乳」のためにできることは、ノーブラでおっぱいを解放しておくこともひとつですが、この時に注意する点があります。 それはおっぱいが激しく揺れるような激しい動きはしないことです。 なぜかというと走ったりジャンプしたり激しく動くとクーパー靭帯が切れて、垂れ乳の原因になってしまうんです。 *クーパー靭帯はおっぱいを支えているものです。 ノーブラで歩くなど、適度に揺れていることは「育乳」になりますが、激しく揺れることのないように気をつけてみてください。 妊婦さんにお話を伺っていたところ、妊娠前から夜もブラジャーをつけている人は、妊婦になってからも夜ブラジャーをつけていました。 そして、妊娠前から夜のブラジャーをつけていない人は、妊婦になっても夜はブラジャーをしていませんでした。 あなたがブラジャーをする目的は? 考えてみてください。 以上 【オンライン母親学級シリーズ】でした。 ▼こちらの記事もオススメです▼ Q:妊婦さんが仰向け寝を避けた方がいい理由と仰向け寝で起こる症状、オススメの寝る時の姿勢は 今後、無料オンライン学級の様子をYouTubeにもシェアしていく予定です。 ▼YouTubeを見る▼ それでは、また。 ▼リアルな体験談もオススメです▼ 母乳不足?産後2週間の実体験。旦那さんのこんな姿勢に助けられました。 変化の大きい妊娠・子育て期だからこそ自分自身をマネジメントし目標を叶えていくためにコーチングへ馬場
妊娠中のおっぱいの変化
馬場
ブラジャーの目的は2つー美乳と育乳ー
妊婦さんがブラジャーを外しノーブラになった方がいいのは、おっぱいを育てる&鍛えるため→母乳育児のため
妊婦さんがノーブラになった時に気をつけた方がいいのは揺れ過ぎないこと→垂れ乳予防
寝る時ノーブラ?ブラジャーつけてる?妊娠前からの習慣が影響していた
馬場
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