私がマタニティヨガをおすすめする、たったひとつの理由。妊娠中だけでなく、出産や産後にも役に立つわけは

どうも。助産師コーチの馬場佐希子です。
今日は、私がマタニティヨガをお勧めする理由を書きます。
私がマタニティヨガをおすすめする理由は妊娠中・出産・産後の自分の感覚にすなおになれるから
それは、自分の感覚に素直になれるからです。
え?それだけ?
そう、それだけです。
奥が深いんですよ、これ。
なぜマタニティヨガをすると良いのか、説明していきますね。
マタニティヨガをすると、妊娠中〜出産〜産後に感覚が繊細になる→やりたい行動につながる
あなたは、お産のイメージはできていますか。
例えば・・・
食事中の方、失礼します。
う○ちをする時のことをイメージしてみて下さい。
- どんな環境だと出やすいか
- どんな時に出にくいか
- すっきり出やすいのはどんな時か
イメージできましたか?
これは、お産のときの状況と、大体一致します。
う○ちと一緒にするな!という声が聞こえてきそう・・・。
す、すみません。
例えば、う○ちは、リラックスした時にするっと出ますよね。
時間に追われて焦っていたり、やることがいっぱいで忙しかったり、頭が忙しい時には出てきませんよね。
人に見られていても出ない。
そんな状況では、う○ちの出そうな気配も感じられませんし、う○ちを出したいという自分の身体の声は聞こえませんよね。
感覚というのは、そういうものです。
案外、外的な環境にも左右されやすいのです。
お産の時にも、置き換えることができます。
マタニティヨガをしていると、その感覚に繊細になるので、自分がどうしたいのかが、感覚的にわかるようになります。
マタニティヨガで、妊娠中〜出産〜産後のからだと心のバランスが整う
あなたの普段の生活で、PCやスマホ、テレビを見ない日はありますか?
目や頭を知らず知らずに酷使している現代の生活です。
目や頭を使うことは多いですが、それは安産と反対に進む方向です。
目や頭を使うなら、足腰もしっかり使って下さい。
目の使いすぎは、目の温湿布でケアするのがオススメです。
目の温湿布の方法を見る
yogaは、’バランス’’調和’という意味もあります。
目や頭ばかり使っているのは、アンバランスですよね。
産院で、「よく歩いてね」と言われませんか。
スクワットや雑巾掛けをおすすめされませんか。
それは、身体を使って、足腰使って、動くことが安産への道だからです。
身体を使うことが少ない現代の人は、当然骨盤の動きも悪くなっています。
骨盤の動きが良い方が、するんと産まれてきます。
骨盤の動き?と思ったあなた。
お産の時にはもちろん、日常生活でも、腰は身体の要になるところです。
日常生活で骨盤の動きを意識することはありますか?
まずは意識することから始めましょう。
マタニティヨガは、骨盤の動きも良くしますし、目や頭を休めて、リラックスする時間になります。
マタニティヨガで妊娠中から繰り返し心地よさを味わうことで、出産や産後に生きてくる
現代の人は、頭を使うことは得意です。
お産は、身体を使います。
肚を使います。
身体の感覚です。
足腰が鍛えられ、身体が整っているほどうまくいきます。
身体の感覚と言われても、初めはよく分からないかもしれません。
- こうしたほうが気持ちいいな。
- ここがきついな、ならばこうしよう。
ヨガをしていると、自然と自分の身体の感覚が分かってきます。
そして、ヨガで動く中で、こんなときはこうしよう、という引き出しがあなた自身の中で増えていきます。
今まで気付かなかった感覚にも気付いてきます。
実は肩が凝っていたのに、腰痛ばかりが気になって、肩こりはほったらかしだった、とか。
気付いていくと、そこから自然と変化が始まっています。
急には難しいかもしれません。
だから、マタニティヨガを繰り返すことで、その引き出しが増やしていけるといいですね。
マタニティヨガで妊娠中からからだの使い方が変わると、産後の子育ても楽になる
頭で理解するのと、身体の感覚で理解するのは全く別物ですよね。
例えば、茶道。
お茶を点てるときに、肚を使うと、手の力はいりません。
肘から先は力が抜けている状態。
無理なくおいしいお茶が立てられます。
それが、丹田=下腹の力を抜いてみると、手先で捏ねているような感覚になります。
腕や手首までがちがち。
お茶の味もいまひとつ。
全く違うのです。
そういう身体の使い方は、お茶を点てるときだけでなく、日常の動作にも使えます。
マタニティヨガもそれと同じです。
物を持つ時、子どもを抱く時、子どもに触れる時にも手が変わります。
ふわっと、優しくなります。
動作が変わります。
無駄な力が抜けます。
所作や立ち居振る舞いができていると楽なのです。
ここに書いても、文字だけではよく分からないように、身体の感覚も、身体を使うことでしか理解は深まりません。
昔は花嫁修業と称して、華道や茶道、礼法などを習いましたよね。
それらは、身体感覚と直結します。
楽な身体の使い方を身につけておけば、お産の時だけでなく、生活そのものが楽になるのです。
お産は日常の延長線上にあります。
お産がその後の育児にも影響します。
ず〜っと繋がっているのです。
マタニティヨガがおすすめの理由
歩くことでいいんじゃない?
それも良いでしょう。
歩くことは、足腰使って、骨盤も動きます。
ただ、歩くことは緊張と弛緩とで言えば、緊張の方です。
身体が締まる。
ヨガは、緊張と弛緩を両方やります。
身体が整います。
お産の講座でいいんじゃない?
それも良いでしょう。
けれど、講座は頭で理解する部分が大きいですね。
できれば、体感することもやってみて下さい。
ヨガは「動禅」。
動いて感じる。
内観する。
身体の感覚を磨くのです。
そういうのは、体感していくしかありません。
いくら口で説明して、メモを取って、頭で分かったつもりになっても、身体に染み付いてはいません。
だから、お産に必要な身体の感覚を鍛えるのに、マタニティヨガをおすすめします。
マタニティヨガがおすすめな理由を書きましたが、ヨガが自分に合わなければ、何か別のものでも良いのです。
それこそ、あなたの感覚を信じてみて下さい。
あなたが心地よくあることが第一なのです。
YouTubeでマタニティヨガ動画も発信しています。
チェックしてみてください。