困ったときの梅干頼み。梅干と生姜、大根で、梅生番茶と大根湯。

どうも。「産前産後の身体パートナ」の馬場佐希子です。
今回は、「梅生番茶」と「大根湯」について書きます。
子どもの風邪の時や、大人も風邪のひき始めに役に立ちます。
他にも、下記リンクの足湯の記事も役に立ちます。
梅生番茶
作り方
梅干し1個を良く練り、ペースト状にし、おろし生姜小さじ1/2、醤油小さじ1、を加え、熱い番茶を注いで飲みます。
梅生番茶の効果
疲れ
胃痛
腰痛
生理痛
二日酔い
下痢
風邪の引き始め
胃腸風邪
食中毒
新陳代謝が活性化し、身体が温まります。
梅干の効用
梅干は古いもの程、薬効は大きいとされています。
梅の実にはクエン酸が多く、アミグダリンと言ってがんによいと騒がれるビタミンB17を多く持っています。
毒消しや殺菌力が強く、細胞に活力を与え、カルシウムの吸収を助け、腸の有効菌を育てます。
血液浄化をして、疲労回復を高めるものです。
生姜の効用
ショウガオールという体を温めてくれる成分と、ジンゲロールという免疫力を高める成分があります。
胃腸の働きを活発にして、食べ物の消化吸収を助けます。
ジンジベインという蛋白質分解酵素が胃腸の負担を軽減します。
大根湯
作り方
大根を大さじ1すり下ろし、その1割程度のおろし生姜を入れ、三年番茶を注ぎ、醤油を適宜加えてよく混ぜて飲みます。
大根湯の効果
腰痛
膝の痛み
解熱
発汗
ウイルス性の病気
首・肩・背中の凝り
大根の効用
大根にはジアスターゼ他、グリコシダーゼという酵素が含まれ、魚の蛋白質を分解するため、魚の毒消しに用いられます。
消化を助けます。
注意
「梅生番茶」も「大根湯」も、順番を変えると味が変わります。
お醤油をさしてから、さらにお茶を追加したりすると、まずくて飲めなくなることもあります。
料理が科学というのも納得です。
無理なく取り入れよう
くどいようですが、まずあなたが体験してみて下さい。
大根湯なんて、飲んだそばから、かっ!!と身体が熱くなってきて、発汗を促し、みるみる解熱していく体験をしたことがあります。
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お腹のマッサージで症状軽減。お子さんの花粉症に対してできること。
これらの記事で、お子さんのお手当てについて書いていますが、まずは、あなたが体験してみてからの方がスムーズにいくはずです。
ですが、子育て中のお母さんは気を張っていると、病気にもなりにくいもの。
健康過ぎて、試す機会がない、なんて時には平時の時に少しだけ体験してみるとよいのではないでしょうか。
お手当てを取り入れた会員さまのご感想
ヨガのレッスンでこういったことをお話ししていますが、自分では試せないけど、お子さんに実践して役に立ったというご感想も頂きます。
例えば、夜になって「耳が痛い」と中耳炎の症状を訴えるお子さんに、ちょうどその日のヨガで話したお手当てをしてみたら、すーっと眠ってくれた、という体験談を報告して下さった方もいらっしゃいます。
まずはやってみて下さい。
そして、やはり、その行為自体が温めます。
梅干も、ペースト状に練られてある”練り梅”なんかが売られていますが、お母さんが心を込めてこの作業をすることに意味があるように感じています。
とは言え、お子さんが体調の悪い時には、台所に立つことさえままならないこともありますよね。
そんな時は、無理せず、お子さんを抱っこしたり、一緒に寝てあげたりすることを優先させたら良いのではないでしょうか。
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