本日7/15発売たまごクラブ8月号にオンライン母親学級の様子が掲載されました
どうも。助産師コーチの馬場佐希子です。
コロナ禍で外出を控えている妊婦さんや産後の方は、疲れも溜まってきているのではないでしょうか。
そりゃね、私たちだって日々工夫をして自分も子どもも心地よく暮らせるためにあーでもない、こうでもないとやっています。
だけど、おとなの想定をズバーンっと軽く超えていくのが子育てなんですよね。
ホントお疲れさまです!
特に、
- 子どもといっしょにずっと過ごしていてどこにも出かけられない
- お友だちや親とも会うのを控えている状態
だと、本当に『息抜きできなくてパンクしそう』というお声もよくお聞きします。
そして、さらに状況が深刻なのは、多胎ママたち。
双子ちゃんやみつごちゃんを抱えて、外出もできず、息抜きもできず、サポートの手も借りにくく窮地にいる多胎育児をしているママたちがいらっしゃるのではないでしょうか。
今回、多胎サークルを主宰している越後谷美絵さんがゲストスピーカーだったオンライン母親学級をたまごクラブさんが取材してくださいました。
その時の様子が本日7/15発売のたまごクラブ8月号に掲載されました。
どんな様子だったかと、オンライン母親学級の取り組みへ思いを書いていきます。
コロナ禍で緊急開催したオンライン母親学級
全6回で開催したオンライン母親学級
取材を受けた第5回めは「赤ちゃんとの生活」がテーマでした。
妊婦さんだけでなく、この回だけは多胎育児をしているママたちも参加して頂きました。
その時の様子が本日7/15発売たまごクラブ8月号にp167に掲載されています。
初めての妊娠・出産・多胎育児のサポートやリアルな情報は届きにくいのが現状
もしかしたら、あなたもこれまでに情報はあるけど、具体的にもっと踏み込んだことが知りたいと思った経験をお持ちかもしれません。
情報をweb上で得た後に
「でっ?!本当に知りたいのはその先なんですけど。私の場合はどうしたらいいのかな。」
って思ったことはありませんか?
また、誰かに頼りたいけど 誰に頼って良いか分からない、という経験はありませんか。
勇気を出して声を上げたものの 労力がかかった割に 必要な求めているサポートは得られず、 むしろなんだか傷ついてしまって
「こんな思いをするくらいなら、もうひとりで やるわ…(涙)」
という経験をされた方もいらっしゃるかもしれません。
私がリアルで関わる妊婦さんやママたちも同じように仰います。
自分で情報を得るけれど、
- 結局どうしたらいいか分からない
- 余計に混乱
- 悩みや不安を膨らませてしまう
んですよね。
だから、自分のための生きた情報を得たいし、使える情報が欲しいわけです。
とはいえ、不特定多数の人が触れる情報には個別の悩みが解決できるものは少ないかもしれません。
だから、もう一歩踏み込んで直接対話できる場所とつながっていただきたいと思っています。
オンライン母親学級に参加したことで、
「何から手をつけたらいいかわかった」
というお声をいただいています。
今回、たまごクラブ8月号に掲載していただいたことで
- 私のような地域にいる助産師の存在
- コロナ禍でもサービスをオンラインに切り替えてサポートしている存在
- 多胎育児や多胎妊娠を当事者の立場からサポートしている存在
こんな存在を知っていただけることは大変ありがたいです。
多胎育児経験者のリアルな悩みも聞けたオンライン母親学級
今回のたまごクラブ8月号に掲載いただいたオンライン母親学級は初産婦さんが多かったので、赤ちゃんとの生活のイメージがわかないという方がほとんどでした。
双子ちゃんやみつごちゃんを育てている方のリアルな話を聞くことで、初産婦さんも(多胎ではないにせよ)赤ちゃんといっしょの生活をより鮮明にイメージできたようでした。
例えば、“寝かしつけ”の話です。
子育てで大変なことTOP3に入る”寝かしつけ”
オンライン母親学級で話題になった“寝かしつけ”
ひとりなら何とかなるけど、兄弟もいてさらに双子もいてという状況は、誰かが寝ないとそれはそれはもう大変。
そんなお悩みに、ゲストスピーカーの越後谷美絵さんがある双子ママさんの事例を紹介してくださいました。
この文章だけ見ると、
「ネグレクト?虐待じゃん。」
「子どもが眠くてグズってるんだから抱っこしてやれよ。」
「映画なんて見てるから子どもが寝ないんだろ。」
そんな風に思うかもしれません。
ですが、
寝かしつけの時に、寝かせることを放棄したママはもう精一杯がんばったんだと思うんです。
この選択が自分を保つためには必要なことだったはずです。
- 自分の肩や首、腕が痛くてパンパンになるまで抱っこしたり
- 子守唄を歌ってみたり
- あの手この手でなだめてみたり
それでも、ダメだったのではないでしょうか。
むしろ、手をかけ気をかけるほど泣き声は大きくなっていったのかもしれません。
子どもと少し距離を置くことで子どももクールダウンできて、眠れるようになったのかもしれません。
↑美絵さん家のふたごちゃん天使の寝顔♡
寝かしつけの大変さは子どもがひとりでもよく聞きますよね。
それが、ふたり・3人同時だとどうでしょうか?
また、多胎出産は週数も早く産まれることもあって、例えば
- 母乳・ミルクを飲むのに時間がかかる
- よく吐く
- 睡眠が細切れ
などで大変なことも多々あります。
多胎出産じゃなくても赤ちゃんによっては
- とてもよく泣く
- なかなか寝ない
- 睡眠時間が短い
という子もいます。
参加された妊婦さんからはご自身の赤ちゃんの生活がイメージできたとともに
という感想もいただきました。
子育ての大変さは目に見えるものだけが全てじゃないんです。
日々の育児のがんばりをねぎらえていますか?
もし、自分で自分のがんばりを認められないくらい疲れているなら、それは危険信号です。
すぐに誰かにヘルプを出してください。
今回たまごクラブ8月号に掲載いただいた記事が、多胎も含めて妊娠・育児で困っている方の目に届くとうれしいです。
お母さんが弱音を吐ける場所
さてここまで大変さを強調して書いてきましたが、もちろん大変なことばかりじゃなく楽しいこともあれば子どものかわいさに触れられることもたくさんあります。
でも、それを受け取れる心の状態はできているでしょうか。
オンライン母親学級の中でも特に、美絵さんご自身の経験から次のように仰っていたのが印象的でした。
お母さんだから不安な気持ちとか言っちゃダメだと思っていたんです。
不妊治療で欲しくて授かった子どもなのになぜ辛いと言っているんだろう、という気持ちがすごく強くて自分で自分の首を絞めていました。
越後谷美絵さん
妊娠・出産して初めての自分と出会うこともあるはずです。
- こんなにイライラするはずじゃなかった
- こんなに怒りたくないのに
- 自分が望んで子どもを授かったのに
もしかしたらこんな思いを持っていらっしゃるかもしれません。
でも、それも全部話していいんです。
これまでも話すことで、自分の思考が整理された経験はありませんか?
ママ友やパートナー、家族に話せるならそれでいいんです。
でももし、誰に話せばいいのか、誰に頼ればいいのか、という時に専門家や多胎育児の先輩ママたちに頼るという選択肢もあります。
先輩ママたちには具体的なお話も聞けるので、アドバイスがなくても解決の糸口が自然と見つかるかもしれません。
それでは最後に、たまごクラブ8月号に同じテーマで掲載されていた多胎支援をされている方たちをご紹介します。
オンラインは「子どもを連れて外へ出る」という最大のハードルをクリアできる
オンライン母親学級のゲストスピーカーをお願いした越後谷美絵さんはご自身が不妊治療で授かったという双子ちゃんのママであり長いナースのキャリアをお持ちです。
さらにはコミュニケーションのプロであるコーチでもあります。
だから、美絵さんには安心して話せるはずです。
↑Twins Park OKAYAMA主宰 越後谷美絵さん
多胎育児のイメージが妊娠中からできておくことは、あいまいな不安をなくして不安を小さくしていくことにもつながりますね。
7/18(土)10:00〜11:00宰
多胎プレママ・プレパパさん限定
で行われるそうです。
越後谷美絵さんのInstagramのDMなどからメッセージしてみてください。
▼Twins Park Okayama主宰 越後谷美絵さんのInstagramをチェックする▼
↑Twins Park Okayamaのプロフィール写真をお借りしています。
またオンラインは『子どもを連れて外へ出る』という 最大のハードルがなくなります。
家にいながら交流できるわけです。
参加してみて損はないはずです。
多胎サークルや団体は全国に広がっています
たまごクラブ8月号p167には練馬区双子サークルTWINS REPONYさんの記事
p166には、
- 一般社団法人日本多胎支援協会理事
- NPO法人ぎふ多胎ネット代表
- NPO法人さが多胎ネット代表
- ツインズクラブ久留米代表
- 株式会社ふたごじてんしゃ、NPO法人つなげる 代表理事中原美智子さん
等のお話がまとまってあります。
お近くの方はつながれますように。
この場を借りて、このような形でオンライン母親学級と多胎支援の様子を取り上げて頂いたたまごクラブ刊行のベネッセさまに感謝申し上げます。